私とビリージョエルとの出会い
私が初めてビリーの曲に出会ったのは小学5年生の頃。祖父母の家に帰省してて、同居のいとこのレコードコレクション(ほとんどがジャズでよく分からない曲ばかり)を見てた際、1枚のビリーのアルバムを見つけました。
「ニューヨーク52番街」(1978年 発表)
それまで歌謡曲しか知らなかった私は、何か異国の雰囲気のするこのアルバムに惹かれ、いとこにおねだりしてGET。初めて洋楽の世界に触れたのでした。
それからは私の成長と共にいつもビリーの曲がありました。その時代を生きている人々に「ビリーは俺たち私たちの代弁者と言わしめ、共感される歌。そして珠玉のバラード。いつ聞いてもあの時代に戻れます。
この歳まで飽きもせず聞き続けてきたのも、誰にでもすぐ受け入れられる耳に残るメロディー(根底に流れるクラシックを感じさせる)、声量のあるパワフルな変幻自在な声や時には切ないビリーの歌声があったからだと断言します。偉大なソングライター。
年配の人から結構若い人まで、必ず聞いたことのある曲がたくさんありますし、今の時代でも古臭くない曲ばかりでビリーを知らない若い人に知って聞いてもらいたい!!
そこで、私のお気に入り曲を何曲か紹介したいと思います。
順位などはおこがましいので、古い順に並べてみます。【 】内は発表年とアルバム名です。
『You Look So Good To Me』(ユー・ルック・ソー・グッド・トゥー・ミー)
一目惚れ♥の歌でしょうか?素朴でストレートな若者の感情を歌った、ほのぼのできる曲です。
『Falling of the Rain』(フォーリング・オブ・ザ・レイン)
Once upon a time, in the land of misty satin dreams~ と始まる、おとぎ話のような曲ですね。
【1971 ~コールド・スプリング・ハーバー:ピアノの詩人~】
写真がちょっと怖いんですけど。
何故か「ノストラダムスの大予言」を 思い出します。
ビリーが下積みで弾き語りの仕事をしていた頃の体験をもとに作った曲だそうです。
ほのぼのとした、ビリーらしいラブソングだと思います。
【1973 ~ピアノ・マン~】
歌なしの技巧ピアノ演奏。ピアノ演奏家によくカバーされてます。
とても短い曲ですが、耳に残る1曲です。この曲だけでもピアノで弾けるようになりたいと思ってます。
【1974 ~ストリートライフ・セレナーデ~】
『Say Goodbye To Hollywood』(さよならハリウッド)
圧倒的な声量で歌うとこが爽快で好きです。
『Summer、Highland Falls』(夏、ハイランドフォールズにて)
流れるようなメロディーラインが印象的な美しい曲です。
『New York State of Mind』(ニューヨークの想い)
超有名な曲で一度は耳にした事あるかも。
ビリーの音信不通の親友なのでしょうか?しきりに心配する歌詞とやさしい電子ピアノの音が心地いい曲です。
『Prelude/Angry Young Man』(プレリュード/怒れる若者)
イントロのピアノ演奏が必見の曲! 福岡公演に行ったときにはオープニング曲でした。
ビリーはこの曲を書いた時、ずっと未来の事として想像していたんでしょうが、もう2021年ですよ!皆さん!未来はどうなるんでしょうか。
【1976 ~ニューヨーク物語~】
『Movin‘Out (Anthony’s Song)』(ムーヴィン・アウト)
最初に聞いたときは一言、「なんかカッコイイ」でした。
歌の内容より曲調が好きでよく聞いています。
アルバムの題名になってるこの曲はやっぱり外せないです。ピアノソロに続き同じメロディーを口笛で吹くイントロも当時めっちゃカッコよかった。静から動、そして静で終わる曲構成もえがった。
『Just the Way You Are』(素顔のままで)
今でもよく聞くこの曲はよく知られたラブバラードですよね。ハモンドオルガンの音色とボサノバの心地いいリズムが好きです。当時の奥さんに、他で(コンサートでも?)歌わないでって言われたのでホントに歌っていなかったとか聞いたことがあります。
♥このアルバムは他にもいい曲たくさんあるので聞いてもらいたいです。
【1977 ~ストレンジャー~】
真面目な曲、カラオケとかで歌いたいけど少々こっぱずかしい。
ジャズ調でカッコいい!!
ビリーの初期の曲にはサックスが多く使われていて、そのどれもが印象的でカッコよくて。この曲もそう!
ロザリンダとはビリーのお母さんだそうです。
【1978 ~ニューヨーク52番街~】
『Don’t Ask Me Why』(ドント・アスク・ミー・ホワイ)
この曲はラテンの雰囲気を感じさせてくれます。「なぜかは聞くな、チャンスを掴むことだけ考えろ」若者に向けたメッセージなのでしょうか?
ビリー、違ってたらスマン。
この曲のミュージックビデオが好きでよく見てました。
『I Dont’ Want to Be Alone』(孤独のマンハッタン)
ちょっと気だるげな感じがいい!
『Sleeping With the Television』(チャンスに賭けろ)
片思いの歌なのでしょうか?
【1980 ~グラス・ハウス~】
アレンタウンというアメリカのペンシルベニア州の街を舞台にしている。曲中での鉄を鍛える効果音(ハンマーで鉄パイプを叩く)を出す様子を動画で見て面白いと思いました。
中学生の頃、夜中に近所を散歩してると職務質問にあい、ドキドキしながら帰った時ラジオからこの曲が流れてた。曲調とその時の心情がマッチしてて聴くと思い出します。
『Goodnight Saigon』(グッドナイト・サイゴン)
ベトナム戦争でのアメリカ兵士の視点で歌われた反戦歌。
今のアフガニスタン情勢が気になります。タリバン政権は世界のコロナ禍に乗じて政権奪還を狙っていたのでしょうか。
【1982 ~ナイロン・カーテン~】
聞いてみるとわかりますが、アカペラのみで構成された曲ですが、レコードではそれぞれのパートをビリー1人により多重録音されているそうです。七色の声を持つビリーならではの曲ですね。
曲中のThis night is mine~♪のメロディーはどこかで聞いたことがあると思いません?実はベートーベンの「悲愴ソナタ」第2楽章から引用されたメロディーだそうです。
ノリノリで歌っているビリーのPVがいいですね、自身も2人目の妻となるクリスティーにアタック中だったのでしょうか?
クリスティーを迎えてのPVが記憶に残る、ドゥーワップによる曲。
このアルバムはクリスティーのために作ったとしか思えませんね。一人の女性をおとすために曲を書いてアルバム発表してそれがヒットしちゃう。ソングライターの特権ですね。
『Leave a Tender Moment Alone』(夜空のモーメント)
後から知ったのですが、この曲で印象的なハーモニカ演奏はトゥーツ・シールマンスという方で、コンサートの動画でのビリーとの掛け合いがすごくいいです。
【1983 ~イノセント・マン~】
『This Is the Time』(ディス・イズ・ザ・タイム)
歌詞の内容は、愛の喜びを歌ったバラード曲。
この曲はビリーの曲の中で私が好きな曲の1,2位を争う!
ビリーが尊敬するレイ・チャールズとのデュエットのPVは楽しそうで何度も見ちゃいます。
歌詞の中に出てくるほど魅力的な女性はどんな女性なのでしょうか?
『Code of Silence』(コード・オブ・サイレンス)
シンディー・ローパーとも共演していました、彼女の独特な歌声がいいですね。
【1986 ~ザ・ブリッジ~】
当時のソ連でコンサートをおこなったビリーが帰国後作った曲。ロックなどは受け入れられないと思われていたのに、音楽に国境はないことを証明するような出来事でした。
ラヴソングなんですが、なぜかこの曲を聴くと元気がでます。聴いてみてください。
こんな素敵な曲を知らないでいる人がいるのはもったいない!是非、聴いてみてください。
夜、何も雑音のない環境で聴いたら・・・もう、浸みます。
【1989 ~ストーム・フロント~】
『All About Soul』(君が教えてくれるすべてのこと)
たんなるラヴソングではなく、大人の経験値たっぷりの歌だと思いますよ。
『The River of Dreams』(ザ・リバー・オブ・ドリームス)
このアルバムの表紙の絵は奥さんのクリスティーが描いたそうです。この後、離婚なされたんですが・・・。残念。
【1993 ~リバー・オブ・ドリームス~】
最後に
ホントはまだまだ、沢山あるのですが掲載しきれません。この記事を見ていただいて少しでも興味を持っていただき、他の曲からお気に入りを見つけてもらえれば嬉しいです。
ヒロエレ
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